クラッツィオ New立体マット vs 純正マット 比較とレビュー


クラッツィオ製マットと純正撥水フロアマットの比較です。

材質・使い勝手などレビューしています。


車のフロアマットは絨毯生地が主流となりますが、アウトドア派には撥水性があり手入れの簡単なオールシーズンタイプが人気です。

トヨタ ライズにオプション設定されている撥水マットは前席用のみ、後席用の設定がありません。

社外品、クラッツィオ製のフロアマットを追加購入したので比較レビューをします。



エントリー


マットに限らず純正オプションとして準備されている製品は、耐久性に優れ高い品質を誇ります。

しかしそれ故に保守的な製品が多く、冒険心が少ないのも事実です。

それに対しアフターマーケット品には、価格・デザインと様々な商品があり選択肢が多い反面、品質に関してはシビアな目で見る必要があります。


トヨタ純正マット

スノー・レジャー用フロアマット



商品説明
縁高&車両専用形状でフロアへの水や汚れの浸入を防ぎ 、車内を清潔に保ちます。

この撥水性のマットはフロント用の2枚セットでの販売となり、後席は撥水マットの設定自体がありません。

したがって後席に関しては、別途で通常タイプのマット(前席・後席セット)を購入する事になります。

純正オプションで撥水マットを購入する場合はこの商品一択となります。

純正品なのでフィット感に関しては安心感があると言えます。

セット内容は左右2枚


材質
合成ラバーSBR(スチレンブタジエンゴム)

価格
スノー・レジャー用フロアマット(縁高タイプ)
フロント(運転席・助手席)9350円 (税抜 ¥8,500)



Clazzio New立体マット

車種別専用立体マット NEWラバータイプ 


商品説明
お手入れが簡単なNEWラバータイプ 
丸洗いOK
アクティブにアウトドアを楽しむ方にオススメ!

フロアマット・シートカバー・ハンドルカバーと幅広く自動車用部品を扱う、イレブンインターナショナルの人気ブランド ”クラッツィオ”。

主力製品のシートカバーは高い知名度を誇ります。

自動車用マットに関しても車種別の専用商品を展開しており、2種類の素材をラインナップする力の入れようです。


素材は2種類
・スタンダードタイプ(カーペット素材)
・NEWラバータイプ (撥水タイプ)

セット内容は3種類(車種によりパーツの点数が違います)
・1列目のみ
・2列車フルセット
・3列車フルセット

今回購入したものはライズ用で以下となります。
・NEWラバータイプ
・2列車フルセット

前席2枚 + 後席3枚の合計5枚のマットがセットになったものです。

この商品も車種専用設計なので、フィッティングには期待ができます。

セット内容は合計5枚


材質
TPE素材(サーモプラスチックエラストマー)

価格
トヨタ ライズ用 New立体マット 1台分セット
NEWラバータイプ ¥10,780 (税抜 ¥9,800)

スタンダードタイプも価格は同じです。



ディテール



ポイントとしては素材感・フィッティングのクオリティー・固定部の処理などが挙げられます。

サイズ感や撥水性が不足していると、汚れや水を防ぐという部分で劣ってしまいます。


トヨタ純正マット


表面

裏面

運転席側

フットレスト

マット固定部

助手席側


純正マットの素材は、見慣れた普通のゴムです。

想像通りの作りなので特に目新しい所はありません。


ゴムの臭いが漂う柔らか素材、コシがなくフニャフニャ状態です。

そこそこの重さがあるので取り回しは良くありません。


取り付け状態は、運転席のフットレスト部もカバーされておりマットの固定もできます。

フィッティングに関しては、純正品という事もあり特に問題はありません。



Clazzio New立体マット

前席

後席

運転席裏面

裏面の起毛素材


フットレスト

マット固定部

後席



この ”New立体マット” はゴム製ではなくTPE素材というプラスチック材質で作られています。

外観のクオリティーは決して悪くなく、安っぽさがないのでむしろ好印象です。

軽い上にゴム製のように垂れ下がらないので取り扱いが非常に楽です。(ゴムのように折り曲げる事はできません)

ゴムの嫌な匂いがない所もポイントが高いです。


裏面には起毛がついて、滑り止めの配慮がなされています。

フィッティングは純正品に劣らず、全く問題を感じませんでした。




撥水性に関してもなんら問題なく、深さもあるので水汚れをしっかりと受け止めてくれそうです。




比較


 左側がクラッツィオ、右側が純正となります。

運転席

助手席

運転席



横から見ると素材の違いが明らかです。

純正品は柔らかいのでぐんにゃりと垂れ下がっていますが、クラッツィオはしっかりと形をキープしています。

クラッツィオは純正と比べ格段に軽いので、取り扱いが断然楽です。

重くグニャグニャしている純正マットは、思い通りにコントロールが効かないもどかしさがあるので地味にストレスを感じます。


体重計を使い助手席側マットを計測をしました。

純正マット1.3kgに対しNew立体マットは半分以下の0.5kgという結果となりました。

僅かですが燃費的にもNew立体マットが有利です。



まとめ





耐久性については、純正マットは通常のゴム素材なのでそこまでの長期間使用は難しいかと感じます。

New立体マットのTPE素材(プラスチック材質)に関しては未知数となります。

その他では、殆どの項目でNew立体マットの方が好印象でした。

外観でも撥水性を持ちながら、通常のゴムのように安っぽくない所も良いです。

価格的にも純正品とほぼ同額で、2列目分(リア)が付いてくるのでお得感があります。



今後、愛車に関しては全てNew立体マットを使いたいと感じる高いクオリティーでした。


☆☆☆☆☆☆
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以上、
クラッツィオ・純正『マット比較』でした。