トヨタ ライズ ディスプレイオーディオ(M B1211)音楽再生方法


トヨタ ライズ 純正9インチ ディスプレイオーディオのレビューです。

主に以下の方法での音楽の聴き方と、使い勝手のレビューとなります。
・USBメモリー
・ブルートゥース
・USBケーブル(android auto)

ディスプレイオーディオ(M B1211)は、2021年03月~2021年10月製造のトヨタ ライズが該当となります。

*トヨタ ライズ 生産年月日

2019年11月~2021年03月
M B1202(android auto非対応です)

2021年03月~2021年10月
M B1211

2021年11月~
M B1215 





音楽ファイルの再生方法



ナビゲーションユニットの場合には、従来からのCDなど物理的なメディアを再生することが可能なのですが、ディスプレイオーディオでは対応しておらずストリーミングや音楽ファイルでの視聴となります。

ディスプレイオーディオでの音楽ファイル再生は以下の方法があります。

・USBメモリーを車内に挿して再生。(事前にパソコンなどを使いUSBメモリーに音楽ファイルを保存します)

・ブルートゥースでスマートフォンやミュージックプレーヤーと接続をする。

・USBケーブルでスマートフォンやミュージックプレーヤーと接続をする。


音楽ファイルの保存場所
・USBメモリー
・スマートフォン
・ミュージックプレーヤー

車両との接続方法
・USB接続
・ブルートゥース


物理メディアに慣れ親しんだユーザーにとっては煩わしく感じるかと思いますが、時代の流れを考えるといつかは超えなければならない壁だと言えます。


USBメモリー


USBメモリやSDカードなどのフラッシュメモリを車両へ接続して音楽を再生をします。

事前に音楽ファイルの書き込み作業が必要となりますが、使用時はUSBへ差し込むだけなので比較的シンプルな方法と言えます。


記憶媒体


車両への接続はUSBコネクターを使用するので、USBメモリーの使用が一般的となります。

容量の少ない16GBであれば1000円以内で購入できますし、それでも3000曲ほどの保存が可能です。(曲の長さやファイル形式にもよりますので、目安と考えて下さい。)

USBメモリー


また、変換アダプターを使用する事で、SDカードの使用も可能です。

*SDカード


変換アダプター

車体への差し込み口はUSB Type Aなので、変換アダプターもType Aを選びます。


書き込み


パソコンを使用して、事前に音楽ファイルの書き込みをしておきます。(スマートフォンでも書き込みは可能ですが、一般的ではなくハードルはやや高めとなります)

CDなどから取り込んだパソコン内のファイルを、USBメモリーへコピーします。



①パソコンにUSBメモリを挿します。

②その領域内にフォルダを新規作成します。

③作成したフォルダ内にPCから音楽ファイルをコピーします。

上記はMACでの作業となりますが、Windowsでも同様です。



ファイルの再生


シフトレバー前方のUSB差し込み口


2.1Aの表示側は充電専用となり、通信機能はありません。

USBアイコンが表示されている方にUSBメモリーを挿します。(後述するUSBケーブルも同様です)


USBメモリーを車体に挿すと、USBアイコンが有効となります。


音楽ファイルの視聴にはオーディオを選択します。

音楽再生画面です。

左下のメニューボタンを押すとファイルリストが表示され、アルバムやフォルダを選択する事ができます。(走行中はグレーアウトされ操作ができなくなります)


ファイル形式


USBメモリ内のファイルは、ファイル形式によりオーディオ・ビデオ・ピクチャーに分類されます。

対応ファイル形式は以下となります。

オーディオファイル
MP3・WMA・ACC・WAV・FLAC

ビデオファイル
AVI・WMV・MPGE4

静止画ファイル
PNG・JPEG・BMP・GIF


ブルートゥースで接続


スマートフォン(またはミュージックプレーヤー)とディスプレイオーディオをブルートゥースで接続します。

ケーブルは必要としませんが、その都度使用機器とのペアリングが必要となります。

初回のみスマートフォンの登録が必要となり、次回からは通常のペアリング方法となります。


スマートフォンの登録


ディスプレイオーディオの設定をタッチ。

通信設定をタッチ

Bluetooth設定をタッチ

Bluetoothの設定画面が開きました。


ここの画面にスマートフォンを登録します。(初回のみ)

スマートフォンのBluetoothをオンにします。

”Display Audio” を選びペアリングをします。


スマートフォンが登録されました。

ペアリングが完了すると、スマートフォンが登録されます。

androidと表示されていますが、ここにはご自身の端末名が表示されます。

上の画像では ”電話” と ”オーディオ” が青く光り有効となっている状態なので、音楽に加えてハンズフリー通話も可能な状態です。

これで接続が終了しました。

2回目からはスマートフォンの操作だけで、接続ができます。


音楽の再生


音楽を再生するには、スマートフォン側でアプリを起動します。

*アプリ
デフォルトで入っているミュージックプレーヤーや、Amazon Music、Apple Musicなどが該当します。

ディスプレイオーディオ側でアプリを切り替える事はできません。

ディスプレイオーディオでは曲送りや再生・停止の操作は常時できますが、アルバムの切り替えは停車中のみ可能です。(走行中は選択ボタンがグレーアウトし操作ができなくなります)

*基本的に停車中はディスプレイオーディオ側でアルバムの切り替えが可能なのですが、停車中にも関わらずグレーアウトから復帰しない事も多々あります。

スマートフォンとの接続では、やや安定感に欠ける印象があります。(ストレスを感じる程ではないのですが)

スマホのスペックやアプリとの相性も関係していると思われます。

お使いの端末が対応しているか、事前に確認された方が良いかと思います。

以下がM B1211、Bluetoothの仕様・プロファイルです。


Bluetoothの仕様・プロファイル


・対応仕様

Bluetooth Specification Ver.1.1以上
Ver.4.1 +EDR以上を推奨


・対応プロファイル

HFP(Hands Free Profile)
要求バージョン:Ver. 1.0以上(推奨バージョン:Ver. 1.7)
PBAP(Phone Book Access Profile)
要求バージョン:Ver. 1.0以上(推奨バージョン:Ver. 1.2)
SPP(Serial Port Profile)
要求バージョン:Ver. 1.1以上(推奨バージョン:Ver. 1.2)
A2DP(Advanced Audio Distribution Profile)
要求バージョン:Ver. 1.0(推奨バージョン:Ver. 1.3)
AVRCP(Audio / Video Remote Control Profile)
要求バージョン:Ver. 1.0(推奨バージョン:Ver. 1.6)



USBケーブルで接続


ディスプレイオーディオとスマートフォン(またはミュージックプレーヤー)をUSBケーブルで接続します。

スマートフォンとケーブルで接続する場合にはandroid auto、またはApple CarPlayを使用します。

ここではandroid autoで説明をします。


Android Auto


USBアイコンが表示されている方の差し込み口に、USBケーブルを挿しスマートフォンと接続します。

初回接続時には、位置情報などの権限確認画面がスマートフォン側に現れるので、確認をし同意をすると接続ができます。


android autoのアイコンが有効となるので選択します。



事前にandroid auto対応アプリをスマートフォンにダウンロードする必要があります。

上の画像の中では以下のアプリが音楽ファイル再生に対応しています。
・Apple Music
・Amazon Music
・Galaxy Music


Galaxy Music


今回ディスプレイオーディオに接続している端末がgalaxyなので、Galaxy Musicのアイコンが表示されています。(端末ごとのMusicアプリが表示されます)

スマートフォン内の音楽ファイルを再生する場合には、このGalaxy Musicアプリを選択します。

galaxyアプリが起動し音楽が再生されました。
左上の←をタッチするとメニューが出ます。

お気に入りやプレイリストのメニューが出ました。



Amazon Music


Apple MusicやAmazon Musicを使用する場合には、それぞれのアプリを起動します。

android autoでは、基本的に走行中でもディスプレイオーディオ側でアルバムやプレイリストの選択が可能です。(上述しましたが、スマホやアプリとの相性により不安定になる事も稀にあります)


画像はAmazon Musicアプリです。

一番上にプレイリストなどのメニューが表示されています。



音質設定


オーディオの音質調整、音場のバランス設定が変更可能です。

設定画面よりEQを選択します。

EQ選択と音場設定のどちらかを選びます。


EQ選択:7種類の音質を選ぶ事ができます。(Custom変更可能)


音場設定:青丸を動かす事で、前後左右のバランス位置を変更できます。


運転席から後部座席中央へ移動しました。


自分は音質に対しそこまでの強いこだわりはないのですが、標準スピーカー と EQ・音場設定の音質で十分満足できています。



まとめ



走行中の可能な操作が、接続方法により異なります。

*アルバム・プレイリスト内での曲送り・曲戻しはどの接続方法でも可能です。

*アルバムやプレイリストの変更は、USBメモリー・ブルートゥース接続の場合は停車しなければ操作はできません。

*android autoでは走行中でも変更が可能です。



スマートフォンとの接続の場合、基本的にはブルートゥース、USBケーブルどちらの接続でも着信があれば音楽がミュートされます。(ブルートゥースの場合は設定画面で ”運転” が有効の場合)



安定感

やはり安定感に関しては、物理的に接続されているUSBメモリー・USBケーブル・が有利と感じます。

スマートフォンと接続する場合にはブルートゥース・USBケーブル共に、スマホ側のスペックやメモリーの使用状況などに左右される印象です。

基本的な操作に問題はないのですが、完璧な動作を期待してしまうと運転中のイラつきの原因となってしまいますので、多少の不安定感は許容範囲と捉えたいです。


使用メディア・接続方法により操作に違いがあるディスプレイオーディオです。

思わぬトラブルを避けるためにも、ディスプレイオーディオに慣れるまでは極力走行中の操作は避けるべきと感じます。



no life、no music.

安全あっての音楽鑑賞ですので、

楽しいカーライフを過ごして頂けたらと思います。