トヨタ ライズ、純正ディスプレイオーディオ(M B1211)を用いた、Google マップの使用方法です。
主にAndroid Autoでの説明となります。
ディスプレイオーディオ(M B1211)は、2021年03月~2021年10月製造のトヨタ ライズが該当となります。
*トヨタ ライズ 生産年月日
2019年11月~2021年03月
M B1202(android auto非対応です)
2021年03月~2021年10月
M B1211
2021年11月~
M B1215
事前準備
グーグルマップを使用するには、Google Map アプリが必要となります。
Android端末の場合には、初期状態からグーグルマップがインストールされていると思います。
インストールされていない場合にはプレイストア(Android)またはApp Store(iPhone)より入手してください。
リンクアプリ
ディスプレイオーディオ(以下DA)で地図アプリを使用する為には、DAと携帯電話の橋渡しとなるアプリが必要となります。
・TOYOTA SmartDeviceLink for DH(Android・iPhoneどちらも使用可)
・Android Auto(Androidデバイスでのみ使用可)
・Apple CarPlay (iPhoneのみ使用可)
上記のいずれかのアプリがご自身の携帯デバイスにインストールされている必要があります。
グーグルマップを使用するには、Apple CarPlayかAndroid Autoの二択となります。
(Apple CarPlayの場合ではお手持ちのiPhone、iOSバージョンによりグーグルマップ使用の可否が分かれます)
TOYOTA SmartDeviceLink for DHでは、グーグル製以外の地図アプリを使用する事になります。
ディスプレイオーディオの設定
携帯デバイスとの接続は、事前にDA側の設定が必要となります。
設定をタップ
通信設定をタップ
赤丸:スマートフォン連携をON にする。
青丸:スマートフォン連携優先設定に入ります。
SDL・Apple CarPlay・Android Autoのいずれかを選択すします。
*このページではAndroidでの解説となるので、Android Autoを選択します。
これでDA側の設定は終了です。
スマートフォンを接続すればAndroid Autoが使用可能となります。
スマートフォンの接続
Android端末とディスプレイオーディオ(DA)をUSBケーブルを使い接続します。
Android Autoはワイヤレス接続での使用はできません。
USB挿入口はシフトレバー前方にあります。
2口ありますが、USBアイコンが表示されている方を使用します。
*2.1Aと書かれている方は充電専用となります。
自分はセンーターコンソールにある細長いトレイ(サイドブレーキ脇)にスマートフォンを置いています。
全長が51cm(先端から先端まで)、コード長が約46cmのUSBケーブルを使用しておりジャストサイズと感じています。
USBケーブルをYahooショッピングで検索
基本操作
基本的な操作はDAのタッチパネルで行います。
音声入力と音量の上下に関しては、ステアリング左側についたボタンを使用できます。
赤丸が音声入力
青丸が音量の上下
音声入力に関しては、アプリ画面にマイクアイコンが表示されている場合に有効となります。
音声入力のアイコン
グーグルマップの起動
携帯デバイスを接続すると、Android Autoのアイコンが有効となるので選択します。
*アイコンが有効有効にならない場合には、
・スマートフォン連携ON
・スマートフォン連携優先設定をAndroid Auto
2点を確認して下さい。(事前準備を参照)
Android Autoが起動し、利用可能なアプリが表示されました。
この中から ”マップ” を選択するとグーグルマップが起動します。
GoogleMapが起動しました。
ルート設定
目的地の設定の仕方には2種類のやり方があります。
音声入力
ステアリングの音声入力ボタンを押して、目的地を発声する。
キーボード入力
ディスプレイオーディオ画面の検索ボックスをタップするとキーボードが出現します。
出現したソフトキーボード
赤丸のスマホアイコンをタッチすると、スマートフォンを使って文字入力をすることができます。
ガイダンス音声の変更
ルート案内中に経路案内のガイダンスが流れた場合の振る舞い(TVや音楽の音量を変える)を変更する事ができます。
上の画像はルート案内中のメイン画面です。
右下に並んでいるのがメニューとなります。
赤丸が付いた歯車のアイコンが設定なので、ここから入ります。
設定が開いたので、この中からガイダンス音声を選びます。
この画面でミュートの実行を選択することができます。
音量を変える場合はテスト音声を再生を選びます。
テスト音声が流れるので、ステアリングの音量ボタンで好みの音量に調節をします。
経路の変更
分岐アイコンをタップします。
目的地までのルート候補が複数ある場合には、別の経路が表示され変更することができます。
経路沿いを検索
案内中の経路沿いにあるガソリンスタンドやカフェを検索する機能になります。
虫眼鏡のアイコンを選択します。
右側に現れたメニューをスクロールすると、ガソリンスタンド・レストラン・カフェ・スーパー・パーキングエリア・ホテルと選択候補が表示されます。
項目の中に希望施設がない場合には音声検索を選び施設名を発声します。
目的地を表示
赤丸をタップすることで、設定した目的地を確認することができます。
その他・留意点
SDLのガイダンス音声
ディスプレイオーディオ側の設定画面にも、ガイダンス音声の変更項目があるのですが、こちらはSDL(SmartDeviceLink)使用時の設定となります。
ここの設定を変更しても、Googleマップの使用には反映されません。
SDL使用時はここで変更をします
GoogleマップやAppleマップの設定は、あくまでも使用アプリ側の設定画面で行います。
スマートフォンでのマップ表示
Android Autoを使用中は、スマートフォン側でグーグルマップを起動する事は出来ません。
このようなメッセージが現れ、DA側でグーグルマップを表示していなくとも、スマートフォンでの使用はできなくなります。
スポットの設定などは、車両へ接続する前に行う必要があります。
位置情報の精度
ディスプレイオーディオを導入する際はセットパッケージとなり、その中にはGPSアンテナが含まれています。
基本的に日付・時間表示は、GPS情報から取得され、自動的に調整されます。
しかし、グーグルマップではあくまでも端末側の位置情報を使用する仕様となります。
位置情報をオフにしての使用はできず、精度についてもスマートフォンの性能に左右される事となります。
自身の使用環境は以下となり、ルート案内を積極的に使用していますが、特に不満もなく実用できています。
通信(4G LTE)
キャリア(ドコモ)
内蔵メモリ(4GB)
CPU(MediaTek Helio P65)
まとめ
馴れないディスプレイオーディオ(DA)での操作となるので、混乱する場面もあるかと思いますが、スマートフォンの代わりにディスプレイオーディオが本体となった状態とお考え下さい。
DAでアプリを使用時に、音声や表示機能を変更したい場合もあるかと思います。
その場合、設定画面はDA側とアプリ側の両方にある事をご留意下さい。
基本的には画面の照度など全般的なものはDA側、案内設定など固有のものはアプリ側となります。
グーグルマップが使いにくいと感じた場合は他の地図アプリを使う事も可能です。
この辺りはディスプレイオーディオの利点と言えるので、最大限に有効活用したいものです。